節電 電気

節電を考え直すには、まずはじめに、電気が生み出される仕組みを分かっておかなくてはいけないでしょう。

電気は、人工的なエネルギーを元にしてできており、多くは水力や火力、原子力になります。

国内の電力割合の7割になっている火力エネルギーは、火力発電所にて石炭・石油を原料にして電気を産出しています。

けれど、原料を燃やすことで出る二酸化炭素などが自然に負担をかけてしまいます。

さらに、資源の調達が永続的に可能ではないので、近々考え直す必要が出てくるでしょう。

水力エネルギーは、国内の1割の電力がまかなわれており、水力発電所においてダムや川の流れを活かして電力を起こしています。

水力発電のデメリットとしては、用いる電気量に応じて電気を産出する量をコントロールできないため、水力発電に過度の期待を寄せることはできないようです。

全国の2割の電気量を作り出している原子力エネルギーは、原子力発電所というところでウランの核分裂を引き起こさせることで電力を起こしています。

ウランはというと、多くの量を使わずに膨大なエネルギーを作れるといった強みもあります。

しかし、人の体に影響すると言われる放射能が備わっているので、最近は非常に関心が寄せられています。

また、最近では、自然に害を与えない節電対策ということで太陽光エネルギーも取り上げられています。

太陽光エネルギーというのは、その名の通り太陽光をベースにして発電させるため、自然だけでなく生き物に対しても害がありません。

しかし、気候によっては光を集めにくかったり、集める施設が大変高かったりと問題点がないわけではありません。

将来的には、節電にも有益な発電エネルギーということで、太陽光エネルギーの役割は重みを増していくことになるでしょう。