節電と企業
企業というのは、個人とは異なり電気の使用量が相当に大きいので、節電を実践することによって、その区域での使用電気量の減少に繋がります。
かねてより実行されているものとしては、夏のシーズンにエアコンを高めの温度設定にとどめ、服装を工夫して、ネクタイをしないなどのクールビズが挙げられます。
近年では、冬の時期はオフィス内の温度を極端に高くするのではなく、服装を工夫して暖かくするなどのウォームビズを実行している会社も増加してきました。
会社の入っている建物全体で空調温度を一定に保っているため、個々の部屋で温度を変更することが不可能なところもあります。
ですから、ひざ掛けや扇風機などのような節電商品を使用することにより自分の体温をある程度調整できるため、節電にも効果的です。
オフィスの照明も勤務時間中ずっと点けておくのではなく、休憩時や人がいない場所は、照明を切るようにしましょう。
節電に効果的な照明として、全部を白熱電球にするのではなく、LED電球を用いるところも少なくなくなってきています。
また、最近では会社の持つパソコンの使用台数もどんどん増えています。
パソコンのモニターの明るさは標準に設定し、操作しないときは、スリープモードにしておくことでも節電効果に繋がります。
工場をはじめ仕事で電気をかなり消費する企業は、節電を実施することだけではなく、電気使用を分散して一般的に電気使用量が低いとされている曜日・時間に作業を実施するようにして、運営しているところも見られます。
ちなみに、近年は企業によって、出勤や退社時間をずらすサマータイム制度の導入も見られ、節電対策としてあらゆるアイデアが凝らされています。